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多数決の落とし穴

今回は“多数派、少数派”で“良い、悪い”を決めてはダメ!というお話です。
皆さんは自分の意見を正しい、間違っていると決めるときにどのように決めますか?
おそらく世間一般的かどうか、多数派かどうかで決めたりすることが多いのではないでしょうか?

その考え方、危険です。

どういうことかというと、

多数派・世間一般的である事柄・物事にもメリット・デメリットが内在しているんです。
少数派・特殊である事柄・物事にもメリット・デメリットが内在しているんです。


要は正しいか間違いかを多数派か少数派かで決めてしまってはダメですよということです。
それをしてしまうことで、物事の本質を見失ってしまうんです。

例① SNSの利便性


例えばSNSってとても便利ですよね。
ネット社会において、いろんな情報を収集できて、自分の意見も広くみんなに知ってもらえる。
その反面、なんでも自由に発信できるが故に誤情報、フェイクニュースなんかも世に出回るわけです。
それで済めば良いですが、批判や誹謗中傷で人を傷付けてしまい、時に人の命を奪ってしまうんです。

SNSが必要か不要か、有益か不利益かと聞かれると、必要・有益と答える人が大半でしょう。

要は、世間一般的・多数派なのは、必要・有益と答える人達なんです。
ですが、SNS賛成派が正しくて、反対派が間違っているというわけではないんです。

なぜなら、先ほどお話したように互いにメリット・デメリットがあるからです。
現代社会において、ビジネスや交友関係においてもSNSは有効な場面は多くありますし、なければ困るという人も多い。

ですが、SNSに傷付けられ大事なものを失った人達はこの世からSNSなんてなくなれば良いのにと思ってます。


ほとんどの論争は、どちらかが正しくて、どちらかが間違いなんてことはないんです。

多数=正義ではない

互いに立場の違いから自分の意見が正しいと思いたい、思いがちになっているんです。
よくよく考えれば、お互いに主張を認めあえるところがあるのに、それを見失っているんですね。
とは言ってものの、実際人は大抵のことに多数派か少数派で正誤を決めてしまいます。

これを心理学用語で“多数派同調性バイアス”と言います。

「多くの人が支持していればそれは正しいことだ」
と思ってしまうんです。
先ほどのSNSの例からもわかるように、SNSは絶対的に有益なことだらけなのかと言ったらそうではないんです。

このように多数派か少数派かで正誤を決めつけることで本当に正しい判断ができずに、物事の本質を見失ってしまうんです。

例② ホスト時代の話

私がホスト時代に売れて理由は、多数派=正しいと思わなかったからです。
ホストクラブでは、顔が良くて、スタイルが良いイケメンが売れるというのが多数の意見だと思います。
しかし、それはあくまでも多数派というだけ。
それがすべてのお客様に共通するわけではないだろうというところを狙ったわけです。
どうしたかというと、

“太った”んです!

は?と思う方のほうが大半でしょう。
そんなのが売れるわけがない。
実際、お店でもそういわれてきました。
しかし、結果は

ナンバー2!

です。
何十人もイケメンホストがいる店で、私みたいな太ったホストがナンバー2だったですよ。
なぜ?と思うでしょ?

要は、10割のお客様がイケメンを求めてくるのであれば、これは失敗に終わっていたと思います。
実際はそうではなく、イケメン嫌いの方、楽しみたいけどイケメンが隣にいると緊張する方、特徴ある人が好きな方などなど、イケメン狙いのお客様だけではないんです。
じゃあそこを狙おうと思ったわけです。
うちには絶対的にかっこいい二次元みたいなイケメンがナンバー1に君臨していました。
イケメン枠で勝負する場合、その人と戦うしかないんです。
その中で、分析をしたわけです。

どのくらいのお客様がイケメン好きなのか。
大体6~7割くらいでした。
じゃあ余った3~4割のお客様を狙っていけばナンバー2までは行ける!と思ったんです。

実際、イケメン好きのうち5割くらいはナンバー1を指名してました。
他2割はそれ以外のイケメンを指名。

残りの3割は私を指名していたんです。
ナンバー1→5割
私→3割
他→2割の取り合い。
となるわけです。

もし、頑張ってイケメンになろう!と他の多数と同じことをしていたらナンバー2にはなれなかったでしょう。

正誤は環境・立場で変わる


というように、多数派を正しいと思い込まないことでいろんな利点がそこらに転がっているんです。

もしこの思い込みをやめない限り、その利点を見逃したり、詐欺にあったり、他人の意見に流されてしまったり、いろんなことに対して損をしてしまうでしょう。

対人関係においても、これを理解しているかしていないかで相手と分かり合えるか、分かり合えないままになってしまうのか分岐点になってしまいます。

お互い意見を述べ合うときに、自分の意見が多数派だと思ってしまって、力強く主張することにより相手に不快な思いをさせたり、傷付けたりしてしまうことだってあります。

何かを決めるときに重要なのは、多数か少数か、世間一般的かそうじゃないのかで判断せずに、それぞれのメリット・デメリットを考えたうえで、自分に合った選択をすることです。

さらに、それぞれの環境・立場があって判断基準、価値観が違うということを常々意識しておきましょう。

それができれば、あなたにとって最善の選択となり、将来後悔することが減ります。
誰かと良好な関係を作りたいと望むのであれば、物事の本質を見失わないように常に意識していくことが大切です。

本日もありがとうございました。

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